本稿では、家庭から排出される6種類の廃電気電子機器（WEEE）を推定する6つの異なる方法と、その開発途上国への適用性を検討した。中東・北アフリカ（MENA）地域のケーススタディとしてヨルダンを取り上げ、そこで発生したWEEEの総量と潜在的な量（一次および二次の両方）、ならびに保管、リサイクル、埋め立てされたWEEEの量を推定した。利用可能なデータが不足しているため開発途上国で広く使用されている消費と使用の方法を、この目的のために修正した。これは、MENA地域のアラブ諸国を対象にWEEEの推定を試み、異なる推定方法を比較した初の体系的かつ包括的な研究である。この研究により、ヨルダンは年間25,799トンのWEEEを排出していることが明らかになった。これは、同国の人口、一人当たりGDP、およびこの地域の他の国と比較して比較的高い量である。この量は、1.24%の一般廃棄物（MSW）に相当することがわかった。